突然ですが、仕事を辞めたんです。
だいたい仕事をやめるときには次の職を探すべきだと言いますが、残念ながら次の仕事のメドがたつ前に勢いで退職してしまいました。
あのままだと鬱になってしまいそうな状況だったので・・。まぁ、ここは割愛。
無職になってまずお世話になるところと言えば、定番のハローワーク。
なんだかんだ今までの人生で、ハローワークを使った就職活動をしてこなかったんです。
仕事を決めるときって、バイトから社員になったり、知人の紹介が多かったんですよね。
就職活動の1つとして利用するつもりだったのですが・・そんなハローワークビギナーが運命の出会いをしたのは、仕事ではなく職業訓練でした。
メリットだらけの職業訓練に「これしかない!」と活路を見出だしたわけです。
職業訓練を初めて知り、ハローワークで申し込むまでをまとめました。
ちなみに、30代・退職直前・雇用保険受給資格ありという状況で申し込みました。
この記事の内容
退職前に職業訓練(ハロートレーニング)という制度を知る
職業訓練の存在を知ったきっかけは、退職前にネットで失業保険の事を調べている時でした。
職業訓練という言葉から、「ビジネスマナーとかの講習かな」と思ったんですが調べると全然違いました。
様々なメリットがあったんです。
公共職業訓練(ハロートレーニング)って何なの?
平成28年11月から職業訓練の愛称が「ハロートレーニング」になりました。呼び方が変わっただけです。
ハロートレーニングは、希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを習得することができる公的制度です。
ハロートレーニング |厚生労働省
職業訓練には2種類あります。
- 雇用保険受給資格あり→公共職業訓練(離職者訓練)
- 雇用保険受給資格なし→求職者支援訓練
職業訓練を受けようと考えたのは退職後、雇用保険の受給資格があったので申し込んだのは公共職業訓練です。
他にも在職者訓練・学卒者訓練・障害者訓練があります。
公共職業訓練のメリット
- 職業訓練を受けることで 3カ月の給付制限が解除される
- 給付期間が延長される
- 受講する際に手当がある
- 受講料は無料(テキスト代は実費)
- 規則正しい生活ができる
自己都合退職だったので、中でも給付制限が解除されるのは 大きなメリットです。
どんな訓練がある?
僕が受けようと考えている職業訓練(千葉県)にはこんなコースがありました。
WEBデザイン科- IT・ビジネス実務科
- 中級PC事務スキルマスター科
- ブライダルビジネス科
- 介護職員初任者研修コース
- 経理・建設事務科
在職中にハローワーク船橋で職業訓練を申し込む

職業訓練の申込はハローワークです。
仕事を辞めたら、すぐに訓練を始めたいという希望がありましたが、そんなに都合よくはいきません。
しかし、退職日のちょうど1か月後から始まる訓練がありました。
この訓練を受けようと、何の準備もせずにハローワークへ突っ込みました。
千葉県在住の僕が住んでいる地域を管轄しているのは、ハローワーク船橋。
JR船橋駅の南口を出て、京成船橋を通りすぎ、ひとつ目の交差点の角にあるスクエア21というビルに、ハローワークの第二庁舎があります。
会社を退職した一般の人はこちらの第二庁舎で手続きになります。
4Fが失業保険の手続き、7Fが求人の検索や職業訓練の受付です。
まずは求職者登録をする
7階に上がってみると、職業訓練受付と張り紙がしてある部屋があったので、直接そちらへ向かいました。
部屋に入り訓練の申込がしたい旨を伝えると、


まずはハローワークを利用するための 求職者登録をする必要があります。
ハローワークカードという会員証のようなものを作ります。
受付で登録したい旨を伝えると、求職申込書と就活に関する簡単なアンケートを渡されました。
書くのは、自分の個人情報と、大まかな職歴、就職の際の希望(勤務時間・給料・転居の可否など)です。

ハローワークインターネットサービス – 求職申込み手続きのご案内
書き終わり受付に提出すると番号札を渡され、呼ばれるまでロビーの椅子に座り待機。
10分ほど経った頃、僕のもらった番号「33」番を呼ぶアナウンスが流れました。
担当してくれた職員さんとハローワークの利用の仕方を聞いた後、バーコードの印刷されたハローワークカードを渡されました。
求職者登録が終わり、晴れて失業者としてハローワークに登録されました。
これで職業訓練に申し込むことができます。
この日はハローワークに来た時間が遅く、求職者登録をしてる間に受付時間が終わってしまいました。
申請の期限ギリギリになってしまった
後日、再度ハローワークへ。
休みの関係でなかなかタイミングが合わず、受けようとしていた訓練の申請期限になってしまいました。
今度は直接職業訓練の受付へ行き、職業訓練を受けたい旨を伝えると申込書のついたパンフレットを渡されました。

この時点で11:00。
申込書には志望理由や証明写真を記入したり証明写真を貼る欄があります。
甘く考えていました・・・申込書に記入するだけだと思っていたので何も準備していません。
普段着で来ていたので、証明写真をスーツで撮ろうと一旦家に戻ります。
企業に出す履歴書ではありませんが、 やはりこういったものはスーツで撮るべきだと思ったんです。
結局再度ハローワークに着いたのは16:30。
志望理由などじっくり考える余裕も無く、中途半端な気持ちの中の申請です。
ギリギリで申請を受け付けてもらい、今後の流れの説明がありました。その時に面接選考があると聞き、これはチャンスだと思いました。
書類の不出来は面接でカバーです。
受付してくれた職員さんも、「面接で熱意を伝えられるから」と言ってくれました。
何かに採用される面接というのは久しく受けていないのでかなり不安ですが、思いきってやるしかないですね。
バタバタでしたが何とか申し込み完了です。
もっとしっかり下準備をするべきだったと自分の計画性の無さを反省しました。「職業訓練を受けたい!」という気持ちだけ先行してしまいました。
これから職業訓練を受けようと考えてる人は余裕を持って準備しましょう。
想像していたよりもハローワークの空気は悪くなかった
ハローワークへ行く前は、職員さんはもっと横柄な態度かと勝手に想像していましたが、そんなことは全然なく、とても丁寧な対応でした。
もっと負のオーラが渦巻くカオスな場所だろうと、ハローワークに変な偏見を持っていたようです。
もしかしたら無職というコンプレックスが、無意識にネガティブにさせているのかもしれませんね。
メンタルには気を付けたいところです。
印象的だったのは、母親と来ていたまだ20代前半ぐらいの男性が働くことについて職員に諭されていました。

最後に
職業訓練の申込はなんとか終わりました。
後は 面接選考に合格するための準備をしないといけませんね!
失業した人は、メリットのある職業訓練を選択肢に入れることをオススメします。
