沖縄滞在三日目。沖縄へ行く前から離島に行くつもりでいたので、数ある離島の中でも一番興味を惹かれた「神の島」と呼ばれる久高島に行くことにしました。神の島という響きに、どうしても訪れてみたくなったんです。
島に着いた時間が遅く、少ししか滞在できませんでしたが神秘的なこの島を感じることができました。
久高島とは
なぜ久高島が神の島と呼ばれているのでしょうか。それは琉球開闢(かいびゃく)の祖アマミキヨが天から舞い降り、ここから国づくりを始めたとされている琉球の聖地だからです。そのため島全体がが神聖な場所として島民の方に大切にされています。
知念(ちねん)半島の東約5kmに位置し、周囲7.75kmの小さな島です。琉球開びゃくの祖アマミキヨが天から降りて最初につくったとされている島で、五穀発祥の地、神の島と呼ばれています。また、歴代の琉球国王は久高島参詣を欠かすことはありませんでした。久高島には、12年に1度、午年に行なわれる祭事・イザイホーに代表されるように神秘的な祭事がそのまま残っているため、民俗的に貴重な島として注目されています。
引用:南城市公式Webサイト
聖地なので厳格なルールや注意点があり、島に存在する物を島外に持ち出すことは禁じられています。訪れる方はその他注意点を確認しておきましょう。
http://www.okinawainfo.net/kudaka/cyuui.htm久高島までのアクセス
まず島へ出ている高速船・フェリーが出ている安座真港に向かいます。那覇空港からの行き方です。
1.ゆいレール→路線バス→安座真港
ゆいレールで旭橋駅へ
那覇空港に隣接されているモノレールで「旭橋駅」で降車。切符は260円、10分ほどで付きます。沖縄唯一のレールのある乗り物です。ゆいレールは一日券もあり観光にはとても便利なモノレールです。定番の国際通りにも行くことができます。
旭橋駅で降りるとバスターミナルがあります。
http://www.yui-rail.co.jp/
バスであざまサンビーチへ
僕が行った時はバスターミナルが工事中で、乗り場まで少し歩いたのですが案内所で聞けば詳しく教えてくれます。
参考バスマップ沖縄
東陽バスの系統番号38番志喜屋線にのり「あざまサンサンビーチ入口」で降車。一時間ほどバスに揺られ、料金は780円。街並みがだんだんとのどかに変わって行きます。
あざまサンビーチバス停から徒歩で数分。安座真港があります。
2.安座真港→久高島
安座真港からはフェリーもしくは高速船で島に向かいます。時間は20分、離島ですがとても近いです。僕が港に着いた時間だと、次の便はフェリーでした。
券売所でチケットを買います。
- フェリー:大人往復1,280円(20分)
- 高速船 :大人往復:1,460円(15分)
フェリーで揺られて20分、島に到着
島に着き、早速島を散策することに。
しかし、僕が島に着いた時間が最終便の2時間前で、ゆっくり島のあちこちを見る時間がありませんでした。もっと早く出れば良かったと反省。
とにかく、沖縄の祖神であるアマミキヨが初めて降り立ったと言われるカベール岬はどうしても見たくて速足で向かいました。
ぶらぶらと島を歩きながら
歩きながらありのままの自然を堪能。
カベール岬
琉球神話で、沖縄の祖神であるアマミキヨ(アマミク)が初めて降り立ったと言われる場所。岬から海をボーっと見てたら、感動なのか心が疲れているのか、なんか涙が出てきてしまって座り込んでしまいました。でも、ずっとそこにいれるような気がする不思議な感覚でした。
初めての沖縄、初めての離島
そこにあったのは、ありのままの自然でした。ふと道端に目をやると蛇が草むらに。蛇を見かけたのは何時ぶりでしょうか。
時間もなくて、ほんとに散歩しただけになってしまったのが残念です。、自分の普段生活している場所では絶対に味わえない雰囲気、空気、風景、匂い・・・全てが美しく見えて来てよかったと心で感じました。
何人も立ち入れない神事が行われる祭祀場、フボー御嶽などもあり、よりその神聖さを垣間見ることができます。
港への帰り道、雲間から光がさしていて、まるで神様が出てくる前の演出のようで、しばらく見つめていました。まさに神秘的という言葉そのままの島でした。
最後に
パワースポット云々はそんなに気にしない方なのですが、久高島には不思議な力があるんだろうと思わせる何かがあります。感じ方は訪れる人それぞれ違うでしょう。いつまでもいたくなる、そんな島です。
興味本位では無く、しっかり沖縄の事を勉強してからいずれ再び島に立ち入らせていただきたいと思います。初めての沖縄で、とてもいい体験ができました。
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